競艇場の鉄板ランキング1~3位は徳山・大村・芦屋
競艇の「鉄板」とは、オッズが低くても堅実に当たるレースを指し、特にインコースの1着率が高い競艇場が該当します。その中でも、徳山・大村・芦屋の3場は全国トップクラスのイン逃げ率を誇り、予想がしやすい鉄板レースが多く発生するのが特徴です。
徳山競艇場は、水面が静かでスタートが決まりやすく、1コースの勝率が非常に高いです。特に地元選手のイン戦は信頼度が高く、鉄板予想の筆頭に挙げられます。
大村競艇場は全国でも最もイン逃げが決まりやすい競艇場で、1コースの勝率は驚異的な60%超えを誇ります。スタートラインが見やすく、選手がしっかり踏み込めるため、波乱が少ない点も特徴です。
芦屋競艇場もインコースの勝率が高く、スタートの揃いやすい水面が特徴です。穏やかな環境でイン逃げが決まりやすいため、鉄板レースが発生しやすい競艇場といえます。
競艇場の中穴ランキング1~3位は戸田・江戸川・平和島
競艇の「中穴」とは、高額配当ではないものの、ある程度のオッズが期待できるレースを指します。戸田・江戸川・平和島の3場は、イン逃げが決まりにくく、センター勢やアウト勢が活躍しやすいため、中穴の決着が多いのが特徴です。
戸田競艇場はコース幅が狭く、まくりが決まりやすい水面です。インコースが必ずしも有利とは言えず、2・3・4コースの選手が勝つことが多いため、中穴のレースが頻繁に発生します。
江戸川競艇場は、日本唯一の河川コースであり、風や潮の影響が大きく、レース展開が読みづらいです。そのため、インコースが負けることも多く、中穴の配当が出やすい傾向にあります。
平和島競艇場は海水面で風の影響が大きく、まくりや差しが決まりやすい特徴があります。1コースの勝率が低めで、センター勢の活躍が目立つため、中穴狙いに適した競艇場です。
競艇場の大穴ランキング1~3位は平和島・鳴門・戸田
競艇の「大穴」とは、高額配当が発生しやすいレースを指します。平和島・鳴門・戸田の3場は、荒れたレースが多く、高配当の決着が生まれやすい競艇場です。
平和島競艇場は、海水面で風の影響を受けやすく、インコースが負けるケースが頻繁にあります。さらに、まくりや差しが決まりやすく、1号艇が敗れることで高配当が発生しやすいです。
鳴門競艇場は、潮の流れが速く、スタートのタイミングが難しいため、波乱のレースが多発します。特に5・6コースの選手がまくり差しを決める展開になると、一気に大穴のレースになることがあります。
戸田競艇場は、全国屈指の狭い水面で、まくりが決まりやすいコース形状です。アウトコース勢の一撃が決まりやすいため、予想外の決着となるケースが多く、大穴配当が期待できます。
競艇場の売上ランキング1~3位は大村・住之江・蒲郡
競艇の売上ランキングは、場外発売を含めた総売上が高い競艇場を指します。大村・住之江・蒲郡は、全国でも特に売上が高い競艇場として知られています。
大村競艇場は、インコースの勝率が高く、予想がしやすいことから多くの競艇ファンが集まり、売上が安定しています。また、ナイター開催も行われており、全国的に舟券が購入される傾向にあります。
住之江競艇場は、「ボートレースのメッカ」として知られ、全国的な知名度が高く、売上もトップクラスです。SG競走や記念競走が頻繁に開催され、舟券の売上が大きく伸びる競艇場のひとつです。
蒲郡競艇場は、ナイター競走がメインで、サラリーマン層にも人気があります。全国屈指の高額売上を誇る競艇場であり、常に売上ランキングの上位に入っています。
静水面ならモーターを重視、難水面なら地元選手を重視
競艇場には、波や風の影響が少ない静水面と、風や潮流の影響を受けやすい難水面があります。静水面の代表例として徳山競艇場・芦屋競艇場・大村競艇場などがあり、水面が穏やかで外的要因が少ないため、モーター性能がレース結果に大きく影響します。特に出足や伸び足の良いモーターを持つ選手は、スタートで優位に立ちやすく、勝率が高くなります。
一方、江戸川競艇場・平和島競艇場・鳴門競艇場などの難水面では、風や潮の流れが強く影響し、レースごとに水面状況が変わるため、地元選手の経験が重要になります。地元の選手は、その競艇場の特性に慣れているため、風向きや潮の流れを計算したターンができ、他地区の選手よりも有利にレースを運ぶことができます。
ピットと2マークが近いと前づけしにくく、遠いと前づけしやすい
競艇場によって、ピット(待機水面)と2マークの距離が異なり、この距離が前づけ(内側のコースを奪いに行く行為)に影響を与えます。
ピットと2マークが近い競艇場(例:徳山競艇場・大村競艇場・住之江競艇場)では、スタート展示の段階でスムーズにコース取りができるため、前づけが難しくなります。短い距離で前づけを仕掛けると、スムーズにターンできず、結果的にスロー勢と競り合う形になりやすいため、内枠の隊形が固定されやすい傾向にあります。
一方で、ピットと2マークが遠い競艇場(例:平和島競艇場・江戸川競艇場・戸田競艇場)では、待機時間が長くなるため、前づけがしやすくなります。特にベテラン勢やインコースを取りたがる選手は、深い進入になっても前づけを強行するケースが増え、レース展開が大きく変わることがあります。
1マーク付近が広いならモーターを重視、狭いなら選手を重視
1マーク付近のターンエリアの広さによって、レース展開が変わります。
1マークが広い競艇場(例:芦屋競艇場・蒲郡競艇場・徳山競艇場)では、ターン時の自由度が高く、選手が思い切って攻めることができます。そのため、モーターの出足や伸び足の良さが勝負を左右しやすく、強力なモーターを持つ選手が活躍しやすい特徴があります。特にまくりや差しが決まりやすく、展開が読みにくい傾向にあります。
1マークが狭い競艇場(例:戸田競艇場・江戸川競艇場・平和島競艇場)では、ターン時に他艇との距離が近くなり、技術力が求められます。そのため、モーターの性能よりも、選手の技術が重要になります。インコースの選手は狭い水面で逃げを決めやすく、センターやアウトコースの選手は無理な仕掛けが難しくなります。
淡水なら体重の軽い選手が有利、海水なら体重の重い選手が有利
競艇場の水質は**淡水・海水・汽水(淡水と海水の混合)**の3種類があり、それぞれ選手の体重による影響が異なります。
淡水の競艇場(例:戸田競艇場・桐生競艇場・江戸川競艇場)では、水の抵抗が大きく、舟が浮きにくくなります。そのため、軽量級の選手のほうが加速しやすく、スピードを維持しやすいため、ターン時に有利になります。特に差しやまくりが得意な軽量選手が活躍しやすい環境です。
海水の競艇場(例:大村競艇場・鳴門競艇場・平和島競艇場)では、水の比重が高く、舟が浮きやすいため、逆に体重が重い選手のほうが安定した走りができます。海水では波が発生しやすく、軽量選手はバランスを崩しやすい一方で、重量のある選手は波に負けずにスムーズなターンができる傾向にあります。
潮の影響が小さいなら気にせず、大きいなら満潮や干潮を確認
潮の影響がある競艇場(例:江戸川競艇場・鳴門競艇場・住之江競艇場)では、レース結果が潮の満ち引きに左右されるため、事前に満潮・干潮の時間をチェックすることが重要です。
満潮時は水面が高くなり、波が立ちやすくなります。そのため、インコースの選手はターンで水をかぶりやすくなり、スピードが落ちることがあります。センター勢やアウトコースの選手がまくりを決めやすい状況になります。
干潮時は水面が低くなり、流れが緩やかになります。インコースの選手が有利になり、スタートさえ決まれば逃げやすい傾向が強まります。逆にアウト勢は、展開を作りにくくなるため、差しやまくりが決まりにくくなります。
風の影響が小さいなら気にせず、大きいなら風向きや風速を確認
競艇は風の影響を受けやすいスポーツであり、特に風が強い競艇場(平和島競艇場・江戸川競艇場・鳴門競艇場など)では、レース展開が大きく変わります。
追い風(スタート方向から1マークへ吹く風)の場合、スピードが乗りやすくなり、インコースの逃げが決まりやすくなります。ただし、スタートタイミングが普段より速くなるため、スタートが苦手な選手は遅れる可能性があります。
向かい風(1マーク方向からスタート方向へ吹く風)の場合、スピードが落ちやすく、まくりが決まりやすくなります。特に3・4コースの選手が一気に攻める展開になりやすいため、波乱が生じやすくなります。
横風(コースに対して垂直に吹く風)の場合、ターン時のバランスが崩れやすくなります。特に強風の場合、舟の向きが変わりやすく、思わぬ転覆や競り合いが発生することがあります。
競艇予想をする際には、風の強さや方向を確認し、レース展開の影響を考慮することが重要です。
関東の競艇場の特徴と予想のコツ
関東には桐生・戸田・江戸川・平和島の4つの競艇場があります。それぞれ水面の特徴が異なり、予想の際には水質やコースごとの決まり手を把握することが重要です。
桐生競艇場は、日本で最も北に位置する競艇場で、冬場の冷え込みが強く、モーター性能の影響が大きくなります。また、ナイター開催があるため、昼と夜で水面状況が変わる点に注意が必要です。
戸田競艇場は、全国で最も1マークが狭い競艇場の一つで、ターン時の接触や競り合いが多くなります。そのため、差しやまくり差しが決まりやすく、イン逃げ率が低めです。
江戸川競艇場は、日本唯一の河川に設置された競艇場で、潮の流れや風の影響を大きく受けます。風が強い日はまくりが決まりやすく、荒れる展開が増えやすいのが特徴です。
平和島競艇場も潮の影響を受けるため、日によってレース展開が大きく変わります。イン逃げ率が低く、中穴や大穴が出やすいため、狙い目の多い競艇場と言えます。
中部の競艇場の特徴と予想のコツ
中部には浜名湖・蒲郡・常滑の3つの競艇場があります。どの競艇場も海水を使用しており、潮の満ち引きが影響することがあるため、潮汐表を確認しながら予想を立てるのがポイントです。
浜名湖競艇場は広い水面を持ち、ターンの自由度が高いため、まくり差しが決まりやすい傾向にあります。アウトコースの選手にもチャンスがあり、1コースの勝率が他の競艇場と比べると低めです。
蒲郡競艇場は全国で唯一、完全なナイター競走を実施している競艇場です。夜間は気温が下がることでモーターの回転が上がり、まくりが決まりやすくなるため、センター勢の活躍が目立ちます。
常滑競艇場はインコース有利な競艇場ですが、強風が吹く日には波が立ち、外枠勢が有利になることもあります。風向きによってレースの展開が変わるため、風速と風向きを事前にチェックしておくことが重要です。
近畿の競艇場の特徴と予想のコツ
近畿には琵琶湖・住之江・尼崎の3つの競艇場があります。それぞれ水面の特徴が異なるため、事前のチェックが欠かせません。
琵琶湖競艇場は、日本最大の湖である琵琶湖を利用した競艇場で、淡水の影響を受けます。体重の軽い選手が有利になりやすく、センター勢のまくりが決まりやすい傾向があります。
住之江競艇場は、全国でも屈指の売上を誇る競艇場で、ナイター開催が特徴的です。インコースの勝率が高く、特に地元大阪支部の選手が活躍する傾向があります。モーターの仕上がりと選手の実力を重視するのが予想のコツです。
尼崎競艇場は、比較的インコースが強い競艇場ですが、風の影響でまくりが決まりやすい日もあります。風が強い日はセンター勢のまくりやまくり差しを狙うと高配当が期待できます。
四国の競艇場の特徴と予想のコツ
四国には鳴門・丸亀の2つの競艇場があります。どちらも海水を使用しており、潮の流れや風の影響を受けやすいため、コンディションを事前に確認することが重要です。
鳴門競艇場は、潮の流れが強く、レースごとに水面状況が変わるため、地元選手が有利な傾向にあります。向かい風が吹くとセンター勢のまくりが決まりやすくなります。
丸亀競艇場はナイター開催を行っており、夜になると気温が下がることでモーターの出足が良くなります。2コースの差しが決まりやすく、センター勢のまくり差しも有効な戦術となります。
中国の競艇場の特徴と予想のコツ
中国には児島・宮島・徳山の3つの競艇場があります。いずれも瀬戸内海に面しており、潮の満ち引きの影響を受けやすいため、レース前に潮汐表を確認することが予想のポイントです。
児島競艇場は、まくり差しが決まりやすい競艇場であり、5コースの勝率が全国平均よりも高めです。潮が引いているときはインコースが強く、満潮時は外枠勢にもチャンスがあります。
宮島競艇場は、潮の流れが強く、特に干潮時にはイン逃げが決まりやすくなります。満潮時は流れが緩やかになり、センター勢のまくりやまくり差しが有効になります。
徳山競艇場は、日本でも屈指のインコース有利な競艇場で、逃げの決まり手が圧倒的に多いです。インコースの選手が有利なため、基本的には1コースの信頼度が高く、堅い決着が多くなります。
九州の競艇場の特徴と予想のコツ
九州には若松・芦屋・福岡・唐津・大村の5つの競艇場があります。それぞれ水面の特徴や立地条件が異なり、予想のポイントも変わってきます。
若松競艇場はナイター開催が特徴で、インコースの勝率が高めです。センター勢が攻める展開になりにくく、基本的にはインコース優勢のレースが多くなります。
芦屋競艇場は、全国的に見てもインコースの勝率が高く、逃げが決まりやすい競艇場の一つです。強いモーターを持つ選手がいると、よりイン逃げが強固になります。
福岡競艇場は海水を使用しており、潮の影響を大きく受けます。3コースのまくりが決まりやすく、潮の流れを考慮した予想が求められます。
唐津競艇場は、静水面で風の影響が少なく、モーター性能が重要になる競艇場です。モーター勝率が高い選手を重視すると、的中率が上がりやすいです。
大村競艇場は、日本一インコースの勝率が高い競艇場として知られています。基本的に1コースの選手を軸に予想するのがセオリーとなります。
競艇場の特徴まとめ
競艇の三連単は120通りも種類があるので、当てずっぽうに勝ってもなかなか的中しませんし、かといって的中目的で買い目点数を増やしたとしてもトリガミになって損してしまいます。
一方で、単勝や二連単ではオッズもつきにくいので、やはり競艇で利益を伸ばそうと思ったら三連単を上達させるのが筋です。
そのため、三連単を上達させるためには、競艇予想サイトの活用や競艇の勝ち方や必勝法を参考にしつつ、今回の記事で書いた競艇場の特徴も踏まえて、競艇予想の経験値を蓄積していくのがおすすめです。